在宅での介護のポイント
認知症高齢者の介護と同様に、寝たきりの場合でも社会的サービスを
利用してゆとりのある生活を実現していく、という基本的な考えを持つことが大切です。
①できるだけ自立をはかり、少なくともこれ以上重度化させない
ベット上での簡単な運動(軽く体を動かしたり)、車椅子などで、
少し気分転換
②日中はベットから離れて過ごす
寝たきりの方は大半をベットで過ごしがちです。
このような生活はますます心身の機能・能力を弱めて行くことになります。
起床後はできる限りベットから離れ、椅子や車椅子で過ごすようにします。
日中を座って過ごす時間があるということは、寝ている時に比べると
意識がはっきりし、行動への意欲も出てくる可能性を生みます。
③環境整備
環境整備には『家屋改造』、『福祉機器』等の利用が含まれます。
介護が楽になるベットだったり、ベットは腰掛けて足の裏が
床につく高さのものが好ましいです。
和室に直引きの布団はもっとも行動を妨げます。
④介護は最小限に
もちろんサービスは行うのですが、利用者様に自分でできる
ちょっとした事をやらせる事も良いでしょう。
介護者への依存から、できることもやらないという方も
少なくはありません。