平成24年度介護報酬改定の概要が発表されました。
今回の改定の基本的な視点は、次の3つです。
1.高齢者が地域で住み続けるための地域包括ケアシステムの基盤強化
2.医療と介護の役割分担と連携強化
3.認知症にふさわしいサービスの提供
介護保険制度がパンクしないように、
「施設から在宅へ」の基本路線をさらに進めること、
縮小・廃止が検討されている療養病床の受け皿の整備、
増え続ける認知症対策に重点を置いた改定になっています。
今後私たちの訪問介護が重要視されるようになりました。
訪問系サービスの変更で注目されるのは、
利用者の住居と同一建物にある事業所の報酬は10%削減されることになったことです。
介護事業所を併設した住宅型の有料老人ホームや高齢者向け住宅などで現在と同じサービスを提供していては、
介護事業所の事業は収入減となってしまいます。
併設型の事業所でも外部向けサービスを増やすことが求められるようです。
今回の改定については、
自治体の広報誌などで解説があるはずですので、必ず確認しておきましょう。